FC2ブログ
2019 081234567891011121314151617181920212223242526272829302019 10

46番目の密室

2007-05-21 09:50
46番目の密室46番目の密室
有栖川 有栖

講談社 1992-03
売り上げランキング : 333317
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
「45の密室トリックを発表、日本のディクスン・カーと呼ばれる真壁聖一が殺された。密室と化した地下の書庫の暖炉に上半身を押しこまれた上、火をかけられるという無惨な姿であった。彼は自ら考え出した46番目の密室トリックで殺されたのか。推理作家、有栖川有栖と気鋭の“臨床犯罪学者”火村英生の痛快コンビ誕生。」by Amazon

と、言う訳で作家アリスシリーズの本を刊行順で読み返してみようと思い、ついでに記録として感想残し。
ちなみに有栖川先生のファン歴(というか)は多分9年くらいかと。
とりあえず作家アリスシリーズ、全部持っていますので、全部読み返したいと思います(笑)
基本的に、一度読んだら数年は読み返す事がないので、犯人はすでに忘れてます。
好都合な頭してますので、でも漫画化された分はさすがに犯人もトリックもだいたい覚えてしまうんですよね、視覚的に。漫画読んでから、アリスと火村先生のビジュアルが固まってしまったのは言うまでもない。もちろん凄く良い意味で。森下刑事も好きですが、やっぱり一番はアリス(34歳)です。まぁ、言わずもがな、火村先生と一緒に居る時が一番好きですが。
アリスは推理小説作家、火村先生は大学の犯罪学の助教授です。(准教授に変わったらしいですね)
多分数年前に一度読み返してるのですが、また久しぶりに読みました。
刊行された年が1992年。携帯電話なんぞそんなに普及してない時代ですvv

真壁聖一という推理作家のクリスマスパーティーに火村先生と参加し、他にも数名推理作家、編集者が集まった雪が積もる別荘地でのお話。
ふと眠りから覚めたアリスが不吉な予感がしたのか(笑)寝てる部屋から階下におり、部屋を探索中に昼間見かけた薄気味悪い男が暖炉に顔を突っ込んでいる姿を見た後、誰かに後ろから殴られて気絶しちゃったってのが事の始まり。
その後、真壁聖一もまったく同じ状態で別の部屋でみつかり、おまけに部屋はどちらも密室状態。
数年前の火事の事件との関連性もあり、謎は深まるばかり。

人間、切羽詰まってる時って不都合な者は消してしまえ!って思ってしまうんでしょうね。
ただ、アイツさえいなくなれば、とは思っていても都合が悪い事に見られてしまっていたり。
本当は犯人だってそんな事したかった訳ではなく、きっとどうしようもなかったのだろうけどね。だけどやっぱり人を殺しちゃいけません。

トリックは、なんというか大胆だよね・・・失敗したらどうするつもりだったんだろうか。
まぁ成功してるからお話がある訳で。
人間、良い面ばかりじゃないんですよね。他の人にとってみたら殺したい衝動を駆られる人物だったりしたり。

アリスシリーズ最初の本なので、アリスと火村先生が出逢った時のエピソードもちらりと出てきます。
5月7日は二人が出逢った日。カレー曜日(笑)

大学で出逢って、34歳になった今でも一緒に出かける男二人・・・。いや、別にいいんですけど。
お互い解ってるようで解らない部分もあったり、アリスは火村先生の「人を殺したいと思ったことがある」の心の部分を理解したいんだろうけども、さてどうなるのかしら。
いつか火村先生がそういう衝動に駆られた時に、アリスは引き止めてあげたいと思っているのだから、ちゃんと側にいてあげて欲しいです。

懐かしく読みました。そして火村先生が思っていたよりもキザだった事に少し寒気を覚えました(笑)
今、あんなセリフ吐かれたら笑い死ぬ。(失礼な)

フィールドワークに徹する火村先生は好きです。
アリスに意見を求めながら、その回答に容赦なく鉄槌をくらわす所がまたステキ。
まぁ、作家アリスシリーズとは言っても、探偵役は火村先生ですので。
世の中は火村×アリスシリーズと呼ぶ方が多いのかな。

***
ツボにきたセリフやシーン。
「人間、生きている限り『お疲れ』で『ご苦労』なんだよ」(火村)

*火村は俯き加減にちらりと私を見て、かっと両目を開いてみせた。
 ー大袈裟なとっつぁんだな。
 そう言いたいのだ。(両目をかっと開く火村せんせ・・・怖いです)

*大学2年の時に、アリスが講義中に書いてた小説を隣で火村先生は勝手に読み進めて「続きはどうなるんだ?」と聞いたのが初めての出逢いのようで。火村先生が読ませてもらったお礼にアリスに学食のカレーを奢ったのだとか。

「馬鹿、頭の具合はどうだって聞いてるんだ」(火村)
(アリスはよく、勘違いします(笑))

「有栖川さんはあなたの保護者なんですか?」(鵜飼警視)
(ある意味そんな気もするが・・・。保護者というか、つm)

*雪の乗った屋根で落ちそうになったアリスに、心配した後雪をひとすくいして、アリスの頭にかけちゃったり。
お茶目というか。でもものすごく火村先生は驚いていたらしいと、アリスは書いてます。おおお、先生の心配性。

「アリス、面倒なことになった」
「え?」と驚く。
「俺のカードには違う名前が書いてある」
(お互い推理した犯人が違ってた!
アリスは結構無茶な推理してました・・・。)

「降りようか」
「ああ、お前がまた落ちないうちにな」
(最後に二人がまた屋根の上にいた時のセリフです、火村先生はアリスにはピシャっと言うよね)
スポンサーサイト



コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
Profile +

ユウル

Author:ユウル
杉田さんのファンになって9年程。
生温かく見守ります。
有栖川先生の本が好きです。
あべ美幸先生の漫画が好きです。
堺さんと蔵さんを応援してます。
基本、本などの感想が多いです。
ネタバレしてるのもありますのでご注意をば。

Entries +
Category +
Archives +
10  04  03  02  09  08  07  06  05  04  03  02  01  11  10  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  11  10  09  08  07  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03 
Link +
ブクログ +
Search +
 +